広島原爆の日 平和への祈り
核兵器廃絶を訴える 伊那市民平和のつどい
昭和20年(1945年)8月6日に広島に原爆が投下されてから6日で79年が経ちました。
伊那市山寺の丸山公園では核兵器廃絶を訴える伊那市民平和のつどいが開かれました。
広島に原爆が投下された午前8時15分にサイレンが鳴ると、集まったおよそ40人が黙とうを捧げました。
その後参列者は平和の塔に花を手向け、手を合わせて世界平和を祈っていました。
このつどいは、「非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会」が開いたものです。
伊那市民の会は1987年に発足しました。
その3年後の1990年に丸山公園に平和の塔が建てられ、原爆の火が絶やすことなく灯されています。
常円寺の角田泰隆住職は「この地が伊那市の平和の聖地になるよう願っている」と話していました。
伊那中央RC アオギリ2世の前で黙とう
また、伊那中央ロータリークラブは、伊那市山寺の高尾公園にある被爆したアオギリ2世の前で6日に黙とうを捧げました。
この日は会員9人が集まり、黙とうを捧げました。
高尾公園に植えられているアオギリは、2013年に開かれたロータリー世界平和フォーラムを記念し取り寄せたものです。
爆心地から1.3キロの所に植えられていたアオギリの種から育てられた30センチほどの苗を譲り受け植樹しました。
現在は6メートルほどにまで成長しています。
伊那中央ロータリークラブでは、毎年8月にこのアオギリの前で黙とうを捧げています。