一時保護による面会制限で提訴
県は争う姿勢
伊那市の二十歳の女性とその父親は、女性が高校3年生のときに諏訪児童相談所の一時保護により面会を不当に制限されたとして長野県に対し損害賠償を求める裁判を起こしました。
5日、伊那市内で女性とその父親が記者会見を開き弁護士を交えて訴えに至った経緯について説明しました。
それによりますと女性が高校3年生のときの2022年に父親との口論から自宅に帰りたくないと、当時の担任教諭に相談したということです。
その教諭が諏訪児童相談所に連絡したところ一時保護の措置がとられその後女性は伊那市内の児童養護施設に入所したということです。
女性とその父親は、2022年8月から去年4月までの約9か月間、面会が制限され精神的苦痛を受けたとしてそれぞれに100万円を支払うなどの損害賠償請求を諏訪児童相談所を運営する長野県に起こしたものです。
これに対し県は争う姿勢を示しています。