伊那新校 伊那北に仮設校舎で建設進める
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校が再編統合する2028年度開校予定の伊那新校について、敷地内に仮設校舎を建て、既存校舎を使いながら順次、解体と新校舎建設を繰り返す新しい案が示されました。
24日は、伊那市の伊那合同庁舎で伊那新校再編実施計画懇話会が開かれ、県教育委員会が校舎建設の方針を説明しました。
新しい案は、伊那北高校の敷地内に仮設校舎を建て、両校の既存校舎を活用しながら新校舎建設をすすめるものです。
新校舎建設着工はこれまでより1年前倒しの2026年度で、2027年度から伊那北の生徒は新校舎の一部使用を始めるとしています。
統合方法は年次統合となります。
出席者からは「解体と工事が同時に進み、騒音や危険性がある」などの意見が出されていました。
県教委は防音対策を行う考えを示しています。
これまでは、伊那北の敷地に建てる新校舎が完成するまで、弥生に仮設校舎を建て、両校生徒が共に学ぶこと、統合方法については、一斉統合とする案が示されていました。
これについて地元から疑問の声が上がっていたことから今回、新案が示されたものです。
新校舎の完成は2030年度を見込んでいます。