高校生が選挙への関心高める
伊那西高校に移動期日前投票所を設置
高校生に27日投開票の衆議院議員選挙への関心を高めてもらうための取り組みが行われています。
17日は伊那市選挙管理委員会がモバイル市役所を活用した移動期日前投票所を伊那西高校に設置しました。
伊那市選挙管理委員会は10代の投票率向上につなげようと高校に出向き移動投票所を設置しました。
モバイル市役所は路線バスを活用して行政サービスを各地に出向いて行うものです。
伊那西高校では選挙権のある18歳の生徒が投票していました。
高校に移動期日前投票所を設置したのは、2022年の参議院議員選挙が初めてで市内4つの高校合わせて53人が投票したということです。
その時の参院選の伊那市の投票率は全体で59.98%だったのに対し10代は32.63%でした。
移動期日前投票所は高遠高校にも設置され、18日は伊那北高校、24日に伊那弥生ケ丘高校に設置されます。
高遠高校で選挙出前授業
高遠高校では長野県選挙管理委員会による選挙出前授業が行われました。
選挙出前授業には3年生約100人が出席し県選管の関ひよりさんの話を聞きました。
関さんは「満18歳以上であれば高校生も投票ができる権利があり選挙は投票を通じて、自分の意見を主張する場だ」としたうえで「一人ひとりが自分なりの〝理想の社会〟を考えることが大切です。選挙は皆さんの〝理想の社会〟を実現するための手段の一つです。」と話していました。
県選管では投票率が低くなると必ず投票する人たちの政治への要望が通りやすくなり、一部の人たちに政治がコントロールされてしまう可能性が強まるとして、棄権することなく投票に行くよう呼びかけていました。