今年の地蜂の巣は…
秋も本番を迎え伊那市の地蜂愛好家たちは、来月市内で行われる巣の重さを競うコンテストに向けて巣作りに励んでいます。
今年は、気温が高い日が多く、会員は巣作りに苦戦しています。
蜂追い文化を継承しようと活動する伊那市地蜂愛好会会長の山口政幸さんです。
自宅の庭には、クロスズメバチ、通称「地蜂」の巣箱があります。
伊那市では7月から8月にかけて蜂を追って巣を探し出す「すがれ追い」が行われています。
見つけた巣は、自宅に持ち帰り餌を与えるなどして育てています。
山口さんによりますと今年は7月8月の気温が高かったため餌をしかけても蜂が食いつかず、巣を探すのに苦労したということです。
会員の多くは例年より一か月ほど遅い8月上旬から巣を育て始めました。
木箱の中に入っている巣は、コンテストまで開けることができず、どの程度まで大きくなっているかわかりません。
気温が下がり始めた10月の始め頃から蜂の通いも良くなり、山口さんは平年並みの巣の大きさを期待しています。
巣の重さを競う地蜂の巣コンテストは、来月4日の午前8時30分から伊那市西箕輪のみはらしファームで開かれます。