養蚕学習で糸取り体験
西箕輪小学校3年生
伊那市の西箕輪小学校3年生の児童は蚕の繭から糸を取りだす「糸取り」を31日体験しました。
西箕輪小学校3年生の児童は、かつて地域で盛んに行われていた養蚕について学習しています。
児童たちは江戸時代後期に糸取りに使われていた道具を使い繭の糸を巻き取り養蚕の歴史について学んでいました。
指導にあたったのは岡谷蚕糸博物館学芸員の森田聡美さんです。
森田さんは、道具を使わず手作業で糸を取り出す方法について手本を見せながら説明していました。
繭をお湯に浮かべてほぐし、わらを束ねたものを使って繭の糸をとりだしていました。
お湯でほぐした繭はそれぞれに配られ児童らは取り出した糸をペットボトルに巻き付けていました。
森田さんは「繭の糸は髪の毛よりも細いです。長さは1,000メートルほどになります。」と説明していました。
児童らは自分たちが育てた蚕の写真を挟み込んで糸を巻いていました。
児童らは12月に駒ヶ根シルクミュージアムでまゆだまで動物や花などを作るまゆクラフトを体験するほか参観日に学習のまとめを発表するということです。