地蜂の巣 重さ競うコンテスト
クロスズメバチ通称「地蜂」の巣の重さを競うコンテストが、伊那市西箕輪のみはらしファームできょう開かれ、駒ヶ根市の 吉村(よしむら)昇(のぼる)さんの巣が4.21キロで優勝しました。
コンテストは、伊那市地蜂愛好会が毎年開いているもので、今年は会員21人からおよそ30点が出品されました。
段ボールに入った巣に煙を焚いて蜂を眠らせます。
蜂の巣を探すシーズンは7月8月ですが、今年は気温が高かったため餌をしかけても蜂が食いつかず、探すのに苦労したということです。
巣を取り出し終わると重さを計ります。
今年は、2キロ台の巣が多く見られました。
コンテストの結果、優勝は駒ヶ根市の吉村昇さんの巣で、重さは4.21キロでした。
吉村さんは2018年にも優勝しています。
アジやイカなどを与えて巣を育ててきたということです。
2位は 2.96キロで伊那市の栗林(くりばやし)秀(ひで)吉(きち)さん。
3位は2.85キロで伊那市地蜂愛好会会長の山口(やまぐち)政(まさ)幸(ゆき)さんでした。
伊那市地蜂愛好会では「伊那谷の伝統文化の『蜂追い』を若い世代の人にも伝えていきたい」と話していました。