刑務所作業製品 販売
全国の刑務所の受刑者などが作った製品を展示、販売する「伊那矯正展」が8日から伊那市の美篶きらめき館で始まりました。
北は網走刑務所、南は沖縄刑務所まで、全国の刑務所の受刑者などがつくったおよそ2000点の製品が販売されています。
展示即売会は、刑務作業の重要性や現状を広く知ってもらおうと松本市の松本少年刑務所が開いたものです。
会場では、木でできた家具など手作業で丁寧に作られた製品が並びます。
人気の商品は、丸で囲った獄の字が入った前掛けやバッグなどのマル獄シリーズや横須賀刑務支所製の洗濯用石鹸です。
また、丈夫で軽く履きやすいと評判の婦人用の革靴は、一部の商品が半値に近い価格で販売されています。
使用済みのガスボンベを溶接したバーべーキューコンロも人気だということです。
松本少年刑務所は、木曽のヒノキやサワラで作った木彫品を販売しています。
売り上げは、犯罪被害者の支援などに充てられるということです。
受刑者が作った刑務所作業製品の展示即売会は、伊那市の美篶きらめき館で10日(日)まで開かれています。