伊那市と北カレリア地域 覚書延長
林業分野の協力に関する覚書を締結している、伊那市とフィンランドの北カレリア地域は12日、覚書の期間を2029年まで延長しました。
東京都の駐日フィンランド大使館で調印式が行われ、伊那市の白鳥孝市長とフィンランド北カレリア地域のマルクス・ヒルヴォネン知事が調印書を取り交わしました。
伊那市と北カレリア地域は、林業などの分野で協力関係を促進・強化することを目的とした覚書を締結しています。
北カレリア地域は長野県とも覚書を締結していて、県も2029年まで延長しました。
13日は、伊那市産学官連携拠点施設inadani seesで、林業・森林産業に関する技術交流会が開かれました。
マルクス・ヒルヴォネン知事も参加し、長野県と伊那市、北カレリア地域での取り組みを互いに紹介していました。
フィンランド自然資源研究所の教授は、地域産の素材を活用したスナック菓子を紹介しました。
北カレリア地域の果物やきのこを使用しています。
市内の企業では、このスナック菓子を作る技術を、自社に導入できないかと模索しているということです。
技術交流会は、覚書に基づきフィンランド北カレリア地域評議会が開いたものです。
北カレリア地域や県と伊那市の林業・森林産業の関係者などおよそ50人が参加しました。