小坂洋一さんステンレス工芸展
伊那市御園のステンレス工芸作家、小坂洋一さんの作品展が、伊那図書館で開かれています。
会場には、小坂さんのステンレス工芸作品26点が展示されています。
現在82歳の小坂さんは、およそ60年にわたりステンレス加工の仕事をしてきたことから、その技術を活かして15年ほど前から作品づくりを行っています。
熱が伝わりづらく、加工が難しいとされるステンレスを、曲げたり叩いたりして作品を作っていて、様々な部品を使って人間の顔などを仕上げています。
作品展では、東日本大震災を題材にしたものも展示されています。
こちらは、津波の影響で2階建ての民宿の上に船が乗り上げた様子を表した作品です。
現在は取り壊されてしまいましたが、大きな地震があったことを忘れず、後世に伝えようと製作したということです。
小坂さんは、幼少期の思い出や、世の中の出来事などをテーマに手作りで製作していて、1作品作るのに半年から1年ほどかかるということです。
小坂さんのステンレス工芸展は、8日(日)まで、伊那図書館で開かれています。