伊那市創造館ホーロー看板展
昭和の街を彩ったレトロなホーロー看板を展示する企画展が7日から、伊那市創造館で始まります。
殺虫剤に菓子、薬など懐かしいホーロー看板。
光沢のある塗装や印刷で仕上げられた屋外掲示用の鉄製の看板です。
石川県穴水町出身の広告ディレクター伊藤雅克さんが30年間かけて収集した看板およそ400点を展示しています。
伊那市創造館では、1926年12月25日に始まった昭和が来年100年を迎えることから、昭和の広告史と産業史を振り返ってもらおうと企画しました。
創造館によりますとホーロー看板は主に屋外での宣伝用として明治20年代に誕生し、昭和の時期には商品宣伝の主流となりました。
カラーテレビの普及でテレビCMが盛んになったのに伴い、昭和50年頃から徐々に姿を消していったということです。
この他に、戦前のホーロー看板店のものや、車関連のものなどもあります。
伊那市創造館の企画展伊藤雅克コレクション昭和のホーロー看板展は来年5月26日まで開かれています。
入場は無料ですが、会場では伊藤さんの故郷、能登半島のための地震災害義援金を受け付けています。