小木曽さん 地蜂の越冬作業
今年も残すところ2週間余りとなりました。
伊那市福島の地蜂愛好家小木曽大吉さんは、毎年クロスズメバチを越冬させています。
16日は、冷蔵庫に女王蜂を移しました。
木箱に入っているのは、交尾が終わり冬眠をはじめた女王蜂およそ250匹です。
16日は、小木曽さん宅でクロスズメバチの女王蜂の越冬作業が行われました。
蜂追いをはじめて50年ほどという81歳の小木曽さんは、とるだけでなくその数が減らないようにするため、35年ほど前から女王蜂を人工的に越冬させています。
今年は、例年より1か月ほど遅い11月中旬に交尾をし、ハウス内の新聞紙の中で冬眠を始めたということです。
女王蜂が完全に冬眠した箱から順に、自宅敷地内の冷蔵庫に移します。
室温は4度前後、湿度は90%ほどに維持します。
例年は、木箱で冷蔵庫がいっぱいになるということですが、気温の高い日が続いたため、例年の三分の一の2,000匹ほどだということです。
冷蔵庫の中で冬を越す女王蜂は、来年の4月下旬に自然にかえすということです。