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伊那谷情報物産館「よってこしぶ」が仮オープン

小渋ダム水源地域ビジョンの実現第1号

伊那谷情報物産館「よってこしぶ」が仮オープン

 小渋川流域や伊那谷の物産を紹介する情報発信の場「よってこしぶ」が31日、中川村大草小渋ダム右岸に仮オープンした。
 流域の行政機関や住民代表らでつくる小渋ダム水源地域協議会が、昨年11月策定した小渋ダム水源地域ビジョンの具現化第1号。
 気軽に立ち寄れる、休息と学びの空間を目指し「よってこしぶ」と命名された同施設は、黄色の三角屋根が目印の木造モルタル2階建。
 館内は、休憩コーナー、各種物産コーナー、展示ゾーンを配置。各種物産コーナーには地元、中川村、大鹿村、松川町を中心に伊那谷の名物を紹介。引き戸式で大情報量の、巨大パネルは各市町村ごとに名所や産業、特産品のほか、1961年の三六災害の写真も展示した。
 休憩ゾーンには天竜川の伐採木で作った木製ベンチを置き、眼下に流れる小渋川の眺望を楽しむことができる。
 同施設は、ダムが完成した1969年村営喫茶店として建設、その後、カヌー教室、最近は倉庫として使われてきた村の既存の建物を天竜川ダム統合管理事務所が約500万円を投じて、1階の63平方メートルを改修し、開放した。
 今後、2階部分や外部のオープンスペースの利用方法を検討し、年次的に整備し、本オープンを目指す。
 年中無休、開館は午前8時-午後5時。運営・NPО天竜川ゆめ会議に委託。
 関係者約30人が出席した仮オープン式で、曽我村長(協議会長)は「観光や産業など地域の魅力を発信し、多くの人が小渋周辺に来てもらえれば」と期待を込めた。

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