中曽根の獅子舞 12日に奉納
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている中曽根の獅子舞が12日に奉納されます。
本番に向けての練習が9日の夜から始まりました。
午後7時前、練習開始を知らせるお囃子の演奏を防災無線で流すと、保存会のメンバーが公民館に集まってきます。
箕輪町中曽根では、小正月の伝統行事として、無病息災や平穏無事を願い、獅子舞が行われています。
9日は、保存会のメンバー14人が公民館に集まり、12日の行事に向けた練習を行いました。
中曽根の獅子舞は、およそ200年ほど前、伊那市西箕輪の羽広の獅子舞から影響を受けて始まったとされています。
雌獅子による舞で「肇国の舞」や「剣の舞」など5つの舞で構成されています。
今年は、初めて獅子頭を担当する人はいません。
去年から獅子頭を務める、山田敦史さん56歳です。
山田さんは、見て動作を確認したりベテランの経験者から体や手の動きなどについて指導を受けていました。
中曽根の獅子舞は12日の朝、区内の八幡社で奉納した後、公民館前などで舞を披露することになっています。