伝統行事 羽広の獅子舞 奉納
阿吽の舞
伊那市西箕輪羽広に伝わる小正月の伝統行事、羽広の獅子舞が12日、仲仙寺に奉納されました。
また各家庭をまわり獅子舞を披露する戸毎舞が5年ぶりに再開されました。
羽広の獅子舞は、口を閉じている雄獅子と口を開けている雌獅子の2頭の舞い合わせが特徴で400年以上続いています。
午前7時から仲仙寺本堂で奉納されました。
ゆっくりと左右に舞う「肇国の舞」、悪魔を切り祓う「剣の舞」など5つの舞で構成されていて、総称して「阿吽の舞」と呼ばれています。
伊那市無形民俗文化財に指定されていて、区内全戸が会員となる羽広の獅子舞保存会が受け継いでいます。
5年ぶりに戸毎舞が再開
仲仙寺での奉納が終了すると順番で家庭をまわる戸毎舞が行われました。
戸毎舞は新型コロナウイルスの流行により2021年から中止されていましたが、今年5年ぶりに再開しました。
戸毎舞いでは雄が羽広区内の南を、雌は北を1日かけてまわりました。