伊那谷産の小梅をブランデーで仕込んだ竜峡梅酒発売
宮田村新田区の本坊酒造信州工場は今月から、地元伊那谷産の竜峡小梅を同工場製造の高級ブランデーで仕込んだ新製品「竜峡梅酒」の発売を開始した。3月に先行発売した首都圏では、芳醇な味わいが好評。「地元の資源を活用した最高品質の梅酒」と同工場では話す。伝説から・ス梅が里・スと呼ばれる宮田村に、また新たな梅のブランドが加わった。
竜峡小梅の肉厚でジューシーな特徴を最大限に引き出した。さわやかな香りと酸味を残しつつ、最高級ブランデーの風味が味わいを深くしている。
同工場では昨年、竜峡小梅をホワイトリカーで仕込んだ「伊那谷の梅酒」を地元限定で発売して好評。「竜峡梅酒」は5万本生産して順次全国に向けて出荷する予定で、2銘柄体制で販売を展開していく。
鹿児島に本社を置く本坊酒造にとって6品目の梅酒となるが、最高級品の位置付け。
3月に千葉幕張メッセで関係者が集まって開かれた国際食品・飲料展でも高い評価を受け「信州で育った最高級の梅酒として販売していきたい」と藤野公宏工場長は話す。
価格は720ミリリットルで1790円(税込み)。問い合わせは同工場85・4633まで。