上農高校 牛飼料に菌床で全国大会へ
南箕輪村の上伊那農業高校では使い終わったきのこの菌床を牛の飼料にする研究を行っています。
今回、研究が評価され、農林水産省が主催する「全国版みどりの戦略学生チャレンジ」に関東ブロック代表として出場します。
21日は生徒2人が研究について発表しました。
研究は3年前から引き継がれていて、上農高校の当時の生徒が牛の飼料に使われている原材料ときのこの菌床に使われているものが同じことに気づき、今回の研究が始まりました。
生徒は使い終わったきのこの菌床を牛の飼料にして、牛の血液からデータを取り研究してきました。
研究では、牛の肝機能の回復や血中コレステロール値の低下が確認できたということです。
菌床を使った飼料は企業と協力して去年商品化され、10件ほどの畜産農家で使われているということです。
農家からは乳量が増えたなどの声があるということです。
みどりの戦略学生チャレンジは農林水産省が、将来に向けた持続可能な食料システムの構築を目指して開催しているものです。
上農高校は、去年10月の関東大会高校生の部で24校中2校に選ばれ、全国版・第一回みどりの戦略学生チャレンジに出場することになりました。
研究の成果をまとめた映像で審査が行われ、2月8日に結果が発表されるということです。