みはらしファームで新伊那市誕生記念イベント
伊那市西箕輪の農業公園・みはらしファームで1日、新伊那市の誕生記念イベントがあった。植樹、連凧(たこ)揚げ、チェーンソーアートなどの催しと、春野菜の対面販売、地元名物屋台などがあり、多くの人でにぎわった。
この日は、準市木だったケヤキ、旧高遠町木の高遠コヒガンザクラ、旧長谷村木のカエデを3本ずつ植樹することからスタートした。みはらしファーム運営会議の有賀正喜議長が「木が大きく育ち、新しい伊那市が発展していくよう心を込めて植樹したい」と語った後、スタッフ約15人が園内の公園にそれぞれの木を植えた。
その後、一般も参加して全長1500メートルの連凧揚げに挑戦した。凧はみはらしファームの工房「Coo」が作成。3市町村をイメージした赤、青、黄の三色にし、3で割り切れる102個をつなげた。
天候には恵まれたが、風が少なく、最初の風に乗せるまでに苦戦して、風船や風を起こす農業用機械などを投入。約30分後、なんとか全ての凧を揚げることに成功した。参加した子どもは「引っ張られる感じがした。これだけ多くの凧をあげるのは初めて」と話し、高く揚がった凧を見上げていた。
午後は伊那市在住のチェーンソーカーバー・小野沢武生さんが、ますみヶ丘平地林の間伐材でベンチを作成。背もたれにはみはらしから望む南アルプスの山並みを施し、観客の目を楽しませた。