箕輪町 増澤さんが自宅で寒茶づくり
箕輪町大出の増澤武雄さんは、自宅の畑の茶の木の葉を使った寒茶づくりを毎年この時期に行っています。
増澤武雄さん87歳です。
29日は、自宅の畑の茶の木から葉を摘んでいました。
茶の木は畑の周りに21年前に植えたもので、およそ30メートルの垣根になっています。
増澤さんは大寒の時期になると毎年、冬の寒さで糖分をためた葉を使い、寒茶づくりを行っています。
増澤さんは、箕輪町大出出身で、大学卒業後に静岡県の職員として茶の試験場で勤務した後、20年ほど前に大出に戻ってきたということです。
増澤さんは、電子レンジで乾燥させた葉を200度に熱したホットプレートを使い、焦げないように手で揉みながら20分間炒っていきました。
こうすることで、糖分が分解し甘くなり、香りが良くなるということです。
出来上がった茶葉に熱湯を注ぎ味わっていました。
増澤さんは出来上がった茶葉は、自宅で飲むほか近所や知人におすそ分けしているということです。
増澤さんは、この時期に茶葉を1キロほど作り、3か月ほど楽しむということです。