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災害時外国人支援サポーター養成講座 実践方式で対応学ぶ 

災害時外国人支援サポーター養成講座 実践方式で対応学ぶ 

 上伊那北部の辰野町・箕輪町・南箕輪村が共同で開く災害時の外国人支援サポーター養成講座が、2日に開かれました。
 会場となった産業支援センターみのわを避難所と想定し、避難者の役を務める箕輪町在住の外国人が入場してきました。
 大雨の影響で土砂崩れの可能性が高まり、箕輪町松島区に避難指示が発令されたとの想定です。
避難所で過ごす外国人に対し、サポーターが困ったことはないかなど、聞き取り調査を行いました。
 参加したのは、養成講座の受講生30人、通訳ボランティア10人、箕輪町在住の外国人16人、3町村の職員15人です。
 サポーターは、質問する人、書き込む人と役割を分担し、通訳を交えて、困りごとや、住所や家族構成などを確認していました。
 通訳がいない場合でも聞き取りができるように、翻訳アプリを使ってやりとりをしていました。
サポーター養成講座の受講者は、「実際にやってみると何を質問したらよいのかわからずうまくできなかった」「訓練を通していざというときに備えたい」などと話していました。
 この講座は、災害時に孤立しがちな外国人住民の支援について考えようと、辰野町・箕輪町・南箕輪村の3町村が共同で、今年度初めて開かれました。
 災害時の外国人支援についてサポーターを養成する事業は、県内でも先進的な事例だということです。
 先月26日に開かれたやさしい日本語を学ぶ入門編に続き、この日は具体的な支援方法を学ぶ実践編が開かれました。
 
 
 

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