北小河内中村常会 伝統の念仏講
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている北小河内中村常会の念仏講が、中村集会所で9日に行われました。
この日は、役員を中心に、20代から80代までのおよそ20人が集まりました。
長さ10メートルを超える数珠を反時計回りに回しながら、太鼓と鐘に合わせて「南無阿弥陀仏」と唱えます。
数珠の中には1つだけ大きな玉があり、それが自分のところに回ってくると、頭を下げ願い事をしていました。
中村常会の念仏講は、江戸時代から伝わる伝統行事で、町の無形民俗文化財に指定されています。
毎年、2月の第1日曜日に行っていますが、今年は節分と重なったことから、9日に行われました。
数珠回しの後は、「護符」と呼ばれる菓子が配られました。
以前は、中学生が各家庭から集めた米をおにぎりにして配られていましたが、コロナ禍や少子化の影響で菓子が配られました。