戦後80年への想いを語る歴史講座
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戦後80年への想いを語る歴史講座が、伊那市のいなっせで8日に開かれました。
講座は、伊那市生涯学習センターが開いたもので、「終戦80年、昭和100年の伊那市をたどる」をテーマに、全5回開かれ、この日が最終日となりました。
上伊那郷土研究会の会員が講師を務め、上伊那地域を中心に30人が参加しました。
家族から聞いた戦争の話や、後世への継承など、戦後80年への想いをひとりひとり話しました。
講座では他に、上伊那郷土研究会の会員が所蔵している遺品が紹介されました。
写真や軍事郵便、帽子などを手にとって見ていました。
当時、祈念として行われた千人針は、布に糸を縫い付けて結び目を作り、兵士の幸運を祈ったということです。
上伊那郷土研究会では、「戦争の記憶が薄れていく中、後世に伝えることは大切です。遺品やみなさんの想いは次世代につなぐ資料になります」と話していました。