脱原発へ 上伊那アクション
東日本大震災から間もなく14年となります。
脱原発活動などを行っている上伊那の団体でつくる実行委員会は「フクシマを忘れない3.9上伊那アクション」を伊那市の伊那公民館で9日に開きました。
会場には、およそ100人が集まりました。
会では、福島県郡山市在住の黒田節子さんによる講演会が開かれました。
黒田さんは原発処理水放出を受け、首都圏や各地で福島県の現状を伝える講演会を開いています。
福島第一原発事故以来、増加している甲状腺がんと放射性物質の因果関係を明らかにしないとして、若者が日本政府に対し裁判を起こしていることなどを話しました。
伊那市を中心に合唱愛好者でつくる、うたごえサークルざざむしが歌を披露しました。
この会は、脱原発活動などを行っている上伊那のおよそ35の団体でつくる実行委員会が開いたものです。
実行委員会では、「原発問題は福島県だけの問題ではなく国の問題ということを理解してほしい。無関心にはならないでほしい。」と話しました。