伊那市 新たな合葬式墓地建設へ
伊那市の白鳥孝市長は、ニーズが高まっている合葬式墓地について2027年度に新たな墓地を建設したい考えをきょう示しました。
12日市役所で開かれた伊那市議会一般質問で白鳥市長が議員の質問に答えたものです。
伊那市は、2017年にますみケ丘の伊那市営霊園内に合葬式墓地を建設しました。
墓地には400体の受け入れが可能ですが、現在156体を受け入れていて、生前の申込み・許可を含めると364体と9割以上の利用が見込まれています。
身寄りのない高齢者の増加や墓じまいをするケースもあることから、白鳥市長は「合葬式墓地のニーズは高まっている。
新たな墓地について2026年度に実施設計を行い2027年度に建設をしたい」との見通しを示しました。
ゆうあいマーケット アプリと置き配を検討
また白鳥市長は、買い物支援サービスゆうあいマーケットの利便性向上や登録者数の増加に向け、スマートフォンアプリの導入や、玄関前などに荷物を届ける「置き配」について検討する考えを示しました。
ゆうあいマーケットは、市内対象エリアの登録者が、伊那ケーブルテレビのテレビ画面や電話を利用して食料品などを注文すると、ドローンや自動車で集落支援員などが、その日のうちに自宅まで届けるサービスです。
白鳥市長は「今後は共働き世帯や子育て世帯の利用拡大に向けて検討していきたい」と話していました。
伊那市は来年度、市内全域にサービスエリアを広げる予定で、2月末現在の登録世帯は117世帯となっています。