石破首相 伊那市で意見交換
石破茂総理大臣は、医療や物流の分野でデジタル技術活用を推進する伊那市を15日訪問しました。
15日の午後0時40分頃、石破総理が伊那市産学官連携拠点施設inadani seesに到着しました。
始めに、伊那市が取り組んでいる遠隔医療モバイルクリニックや寝泊まりしながら仕事ができるモバイルオフィスなどの車両を見学し、白鳥孝伊那市長らが説明をしました。
石破総理の視察は、看板施策「地方創生」の具体化を目指そうと訪れたものです。
視察の後、内閣官房主催の新しい地方経済・生活環境創生会議が開かれ、「日常生活に不可欠なサービスの維持向上、デジタルの活用」をテーマに阿部守一長野県知事や白鳥市長ら5人がそれぞれ事業を説明しました。
このうち白鳥市長は、モバイルクリニックや人工知能AIを使って自動配車する「ぐるっとタクシー」などの取り組みを紹介しました。
モバイルクリニックの取り組みについて石破総理は、「医師の一日の仕事の負担は減ったのか増えたのかが知りたい」と白鳥市長に質問をしました。
白鳥市長は「医師は医院の中で患者をみながらテレビで繋がった時に診察することができる。きわめて負担が減った」と話しました。
石破総理はこの後、宮田村を視察しました。