年賀状コンクール入賞
05年12月に全国から作品を募集した第3回全日本年賀状大賞コンクール(日本郵政公社主催)の版画部門一般の部で駒ケ根市赤穂小町屋の会社役員井澤昇さん(59)が信越支社長賞に入選し5日、駒ケ根郵便局で矢島和一郎局長から賞状と副賞を受け取った。同部門の入賞は信越地区で1人だけ。井澤さんは「本当にうれしい。応募したのは初めてだが、還暦のいい記念になった」と受賞を喜んでいる。
入選作品は自宅で育てた花の咲くサボテンをモチーフに鮮やかな5色刷りで仕上げた手の込んだもの。切り絵の味を生かしたシルクスクリーン印刷で、約20年前から年賀状には専らこの手法で製作した版画を用いているという。絵の傍らには「サボテンや 節を重ねて花に満ち 還暦元旦」と自詠の句を添えてある。井澤さんは「句はまったくの素人。今年は還暦になるので、見事に花の咲いたサボテンと自分の人生への思いを対比させてみた」と話している。