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北原好さん写真展 タイトルは情景を俳句に

四季折々の自然美し

北原好さん写真展 タイトルは情景を俳句に

 伊那市日影の写真愛好者・北原好さん(66)の写真展「初心写の詩竏窒ンなくれない竏秩vは16日まで、伊那市立図書館の広域情報コーナーで開いている=写真。
 伊那谷や岐阜県、滋賀県、新潟県などの四季を撮影した全倍サイズ2点、全紙サイズ21点の計23点を出品。自身の心が和んだ瞬間にシャッターを押したという作品は、自然の美しさを見る人に伝えている。
 自分の思いをもっと伝えたい竏窒ニ、作品の題名には現場で撮影した時の情景を俳句にして添えている。見ているだけで香りが漂う北海道富良野のラベンダー畑の写真は「芳香を果てなく運ぶ夏の風」、1メートルもの雪が積もった岐阜県白川郷の萱葺き民家は「白川の雪の深さや咳き一つ」とのタイトルが付けられている。
 今回は北原さんが撮った滋賀県伊香郡木之本町にある2体の仏像(国宝)写真も展示。伊那市と同町との互いの観光PRになるようにと、伊那市の風景を写した写真があちらでも見られるという。
 北原さんは15年ほど前、病気で手術を受けた後遺症で左半身がまひ。それ以来、リハビリのために歩き、心和む自然の美しさを求めて写真を撮り続ける。「子育て、介護、仕事などで心の病を持っている人たちに見てもらい、少しでも気持ちが和らいでくれれば」と来場を呼びかけている。
 午前10時縲恁゚後7時。入場無料。

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