モバイルクリニック 10月から妊産婦専用車両導入へ
伊那市は、現在1台で運用している移動診療車モバイルクリニックに、新たに妊産婦健診専用の車両を10月に導入します。
24日は、市役所で開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が概要を説明しました。
伊那市では、2019年度からモバイルクリニックを運用していて、内科、産婦人科、婦人科の診療を1台の車両で行っています。
昨年度の利用200件のうち55件が妊産婦の利用だったということで、需要が高まっていることから、導入することになりました。
車両は現在開発中で、10月頃の運用を目指すということです。
また、モバイルクリニックが市内の中学校・高校に出向き、女子生徒の体の悩みなどをオンラインで医師に相談することができる「ティーンズスマート相談室」を今年度から開催します。
昨年度、中学校と高校それぞれ1校で試験運用し、今年度は6つの中学校、4つの高校で開催を予定しています。
記者会見ではほかに、災害時などに、インフラや地域コミュニティが早期に復旧できる力を評価する、ジャパン・レジリエンス・アワード2025で金賞を受賞したことが報告されました。
全国の90の企業や団体がエントリーし、伊那市の国土強靭化地域計画が、地方自治体部門の国土強靭化地域計画賞の金賞を受賞しました。
また、移住したい人と受け入れる人を繋ぐ仲介サイト、SMOUT移住アワードの2024年の人気移住地域として、伊那市は3年連続で1位に選ばれました。
SMOUTには1,015の地域が登録していて、およそ69,000人が利用しています。
伊那市に興味があると選んだユーザーは、4,246件でした。
2位は山口県萩市、3位は石川県加賀市でした。