駒ヶ根・中原寧之さん写真展
天竜川の鳥の姿多彩に
駒ヶ根市赤穂のアマチュアカメラマン、中原寧之さん(64)の写真展「天竜川の鳥たち」が21日まで、八十二銀行伊那市駅前支店ロビー(駅前ビル2階)で開かれている。天竜川流域で「自然のドラマを演じる」あらゆる鳥たちの姿を追った約30点を飾った。
伊那市から駒ヶ根市間の天竜川流域でとらえた3年間の記録。カメラに収めた30種以上のなかから、エナガ、アカゲラ、ハクセキレイ、ヤマセミなど17種の鳥を紹介している。
「寒波や豪雪の影響から南下してきたのか」今冬に天竜川に飛来したコハクチョウの姿、雌雄そろって舞うカモや群れをつくって泳ぐカワウ、アオサギとシラサギが「対話を楽しんでいるかのような」場面などをとらえている。
自然観察とカメラに関心が高い中原さんは定年退職からこれまで、鳥のほかにキノコや昆虫の姿など身近な自然にカメラを向けている。「(作品を通して)身近にある自然に目を向けていただき、お楽しみいただけたら幸い」と話す。