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「春の全国交通安全運動」始まる

伊那市役所前に交通指導所開設

「春の全国交通安全運動」始まる

 06年度「春の全国交通安全運動」が6日、全国一斉に始まった。15日までの10日間、県や警察が協力して「自転車の安全利用の推進」「シートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底」を重点テーマに交通事故防止を呼びかける。
 伊那市では初日、市役所前の環状南線(通称・ナイスロード)に交通指導所を開設した。伊那警察署、上伊那地方事務所、市、市交通安全協会連合会などの関係者約80人が啓発チラシ、ティッシュなどを信号待ちのドライバーに配布=写真。参加者たちは「春の交通安全期間中です。お気をつけて」と呼びかけて無事故を祈った。
 伊那警察署の小嶋惣逸署長は「年間の交通事故抑止を占う重要な季節の安全運動となる。この運動がさらなる地域安全につながるよう皆さんにお願いしたい」とあいさつし、参加者の士気を高めた。
 伊那署によると、管内で今年に入って発生した人身事故件数(5日現在)は、145件で昨年同期と比べて24件減。半数が交差点付近の事故で、夜間や高齢者の関わる事故が目立つという。
 期間中は各地で交通指導所が開設され、小学校では安協女性部による登下校時の街頭指導などが計画されている。

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