市役所にマイカップ式の自動販売機を設置
ごみの減量化につなげる
伊那市は4月、飲料自動販売機を紙コップ式から自分のコップが使えるマイカップ式に切り替えた。庁舎内2カ所(2・4階)に設け、ごみの減量化につなげる。
利用する際に自動販売機の「マイカップ」のボタンを押し、取出口から自分のカップを入れ、コーヒーなどほしい飲み物を選ぶと、注ぎ込まれる。
紙コップでも、マイカップでも料金は同じだが、市役所総務課は職員に積極的な利用を呼びかけたという。
マイカップを利用した職員は「コップを置く位置によって、中身がこぼれてしまったが、これで紙コップ1個減らせれば」と話していた。
紙コップはこれまで市のごみとして片付けていたが、業者が専用回収箱を設けた。導入により、1カ月間で約1400個の紙コップを削減できるのではないかという。
市は、透明性や還元金による増収をねらい、設置業者を一般競争入札で決めた。その条件に、ごみの減量化につながるものを盛っていた。