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大山さんのジャムが国際審査で優秀味覚賞

大山さんのジャムが国際審査で優秀味覚賞

伊那市西箕輪の自営業、大山千佳(おおやまちか)さんが製造した桃のジャムが、国際味覚審査機構の2025年の審査会で、優秀味覚賞を受賞しました。
大山さんは、伊那市西箕輪でそろばん・学習塾を開きながら桃の栽培をしています。
現在は摘果のシーズンで、3日は西箕輪の農園で作業をしていました。
大山さんは東京都出身で、およそ10年前に伊那市に移住してきました。
桃畑は高齢で引退を考えていた持ち主から引き継ぎ、2023年から栽培を始めました。
1年目はうまくいかなかったそうですが、2年目の栽培では食べきれないほど収穫できたため、ジャムに加工しました。
220瓶作り、今後の販売展開の足掛かりとして審査会に応募しました。
審査会は、ベルギーに本部を置く国際味覚審査機構が2005年から毎年行っているものです。
世界中の食品などを、世界のシェフやソムリエが目隠しをして味や香りを審査します。
一つ星から三つ星までがあり、大山さんのジャムは一つ星を獲得しました。
桃は肥料を使わず、農薬も銀杏液など自然のものを使って育てています。
桃と砂糖、レモン果汁のみで作るジャムは、フルーティーな甘さと酸味のバランスが良く、皮ごと入っている果肉の食感が評価されたということです。
2024年産は一瓶2,000円で、都内などで販売し完売しています。
現在一般販売はしていませんが、多くの人に味わってもらいたいと話します。
国際審査で一つ星を獲得したジャム。今後の製造に力が入ります。

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