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南信工科短大と電気通信大学 共同でソフトウェア開発

南信工科短大と電気通信大学 共同でソフトウェア開発

南箕輪村の南信工科短期大学校は、東京都の電気通信大学と共同で、加工効率を大幅に高められる新しいソフトウェアを開発しました。
9日は、南信工科短大でソフトウェア開発に関する記者会見が開かれました。
共同開発したのは、南信工科短大講師の岡本(おかもと)(けん)さんと、電気通信大学大学院教授の森重(もりしげ)功一(こういち)さんです。
2人は、標準的な形状の工具とは異なり、特殊な形状を持つ切削工具「異形工具」を使った加工を自在に行うことができる制御データ作成ソフトウェアを開発しました。
従来のソフトウェアでは、1つの異形工具に対し専用のソフトが必要でしたが、今回開発したものは、多種多様な工具を統一した手順で自動的に扱えるようになりました。
これにより、航空機の部品など複雑な形の加工が必要な分野で、スピードと品質の両立が期待できるということです。
また、加工面も滑らかな仕上がりになると話します。
共同開発では、森重さんのアイディアをもとに、岡本さんが実装できる形にしたものです。
現在、特許を出願中だということで、今後についてまずは地域の事業者向けに展開していきたいということです。
この技術は、南信工科短大のオープンキャンパスでも展示されることになっています。

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