伊那谷の現代作家6人の作品並ぶ
伊那地域で活躍している作家6人の作品が並ぶ「伊那谷現代作家六人展」が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、作家6人の作品、51点が展示されています。
初日の14日は、参加した作家4人によるギャラリートークが行われました。
北原勝史さんは、伊那市高遠町在住です。
身の回りの植物や自身の娘をモチーフにした絵を描いています。
北原さんの作品「花咲く予感2024」です。
ロシアのウクライナ侵攻などの世界情勢から、創作活動を続けることに迷いを感じながらも「Stop War」という文字を作品に入れ自身の意思表示をしています。
坂本勇さんは、伊那市美篶在住です。
最近は、自然の中で感動したものを素直に表現しているということです。
「雪の公園」は、冬の高遠城址公園を描いています。
伊那市出身で駒ヶ根市にアトリエを持つ柴田久慶さんです。
柴田さんの作品「MAN」は、原爆のキノコ雲を描いています。
雲の周りには人も描かれています。
戦争が日常化していく中、衝動に駆られて製作したということです。
丸山栄一さんは、南箕輪村在住です。
丸山さんの作品「sow seeds」です。
学生の頃から人が存在することの意味を考えながら、あの世とこの世をつなぐような気持ちで描いるということです。
他にも、南箕輪村の前田博さんと辰野町の村上忠志さんの作品が展示されています。
美術館では、伊那谷の作家を地元の人に知ってもらう機会にしようと作品展を開きました。
伊那谷現代作家六人展は、7月27日(日)まで信州高遠美術館で開かれています。
入場料は一般500円、高校生以下、18歳未満は無料です。