旧陸軍伊那飛行場 格納庫跡地で発掘調査
伊那市上の原の旧陸軍伊那飛行場にある格納庫跡地で、コンクリート基礎の発掘調査が行われています。
19日は、伊那市の職員など8人が、格納庫跡地の基礎部分の周りを掘っていました。
旧陸軍伊那飛行場は、太平洋戦争末期の1943年、昭和18年に建設されました。
現在は、住宅地に40メートルほどの格納庫のコンクリート基礎が残っています。
跡地周辺は、環状北線の道路工事が計画されていて、地元から保存を求める声を受け、伊那市では移転を検討しています。
道路工事の時期は未定ですが、戦後80年の節目に合わせ、地中の深さや構造を調べようと、発掘調査が始まりました。
現在までの調査で、格納庫の中心部分は、下に基礎が2メートル埋まっていることが分かりました。
また、東側の格納庫の扉を収納する「戸袋」は、構造が残っていました。
発掘調査は、7月まで行う予定です。