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仲仙寺への道標再び光

伊那観光協会プロジェクト 「はびろ道」丁石の復元着々と

仲仙寺への道標再び光

 伊那観光協会の創立50周年記念事業の丁石復元プロジェクトが05縲・6年度、進められている。現存する丁石を保存するとともに、観光振興に結びつける。
 丁石は1850年代、一丁(109メートル)ごとに建てられた道標。坂下区の常円寺東側から「馬の観音様」で信仰を集めた西箕輪区の仲仙寺へ向かう県道大萱荒井線(羽広道)沿い約7キロに、当時の地元住民らが共同出資などして54体の石仏を建立し、現在、34体が残る。
 復元に当たり、郷土史を学ぶ住民を中心にプロジェクトを立ち上げ、現地調査などに当たった。県道の拡幅工事などで整備が遅れたが、地権者らの了解を得ながら、順次、進めている。
 当面、水田のあぜに埋まっていたり、ぐらついたりしている石仏から倒れないようにかさ上げし、コンクリートで固定。景観を損ねないよう最小限とした。また、丁石に「一丁目」などの表示があるものの、欠けるなど見えにくいことから「はびろ道○丁」と記した統一看板を立てる。05年度事業費は40万円。
 市は、本年度中に丁石をめぐるウォーキングを開きたいとしている。

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