箕輪町戦没者慰霊祭 冥福を祈る
争で亡くなった人たちの霊を慰める箕輪町戦没者慰霊祭が25日文化センターで行われました。
戦没者慰霊祭は箕輪町社会福祉協議会と町が毎年この時期に行っています。
慰霊祭にはおよそ70人が参列し黙とうをささげました。
箕輪町社会福祉協議会の中村克寛会長は「戦争の歴史を謙虚に反省し、再び戦争の悲劇を繰り返す事が無いよう永久平和を守っていきたい」と式辞を述べました。
上伊那遺族会の永岡文武会長は「戦後80年となり戦争の記憶が風化し平和の尊さを忘れつつある。戦争を繰り返さないためにも過去の歴史に学ぶ姿勢を大事にしていきたい」と話しました。
箕輪町遺族会の唐澤光範副会長は「戦争は絶対にしてはならないという強い思いを再確認し、戦争の悲惨さを次の世代へ伝えていく事が私たちの努めだ」と話していました。
参列したおよそ70人のうち遺族は38人でした。
38人全員が子ども世代だという事です。
箕輪町では、明治時代の西南戦争から太平洋戦争にかけ兵士として出征した602人が犠牲となっています。