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17/(火)

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ご神体を仮殿へ 春近神社で遷座祭

ご神体を仮殿へ 春近神社で遷座祭

伊那市東春近の春近神社で、本殿の改修工事に伴い、ご神体を(かり)殿(でん)に移す「仮殿遷座祭」が、29日夜に行われました。
午後8時過ぎ。白い布で覆われたご神体が、本殿を出発しました。
神職や祭典委員などが、ゆっくりと参道を歩き、仮殿へと向かいました。
遷座祭は、夜間に行われる風習で、松明と提灯、ろうそくの明かりだけでご神体を運びます。
春近神社の本殿は、宝暦10年、1760年に建立され、伊那市の有形文化財に指定されています。
また、現存する入母屋(いりもや)造りの社殿としては、県内で最も古いもののひとつだということです。
しかし、去年2月、白アリの被害が見つかり、調査をしたところ本殿だけでなく、拝殿の床下まで広がっていたため、改修工事をすることになりました。
前回の遷座祭は、昭和34年1959年に行われ、66年ぶりとなりました。
ご神体は、およそ1時間かけて、無事仮殿に移されました。
春近神社では、7月から改修工事を行い、10月5日に、ご神体を本殿に戻す「本殿遷座祭」を行います。
 
 
 

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