進徳館夏の学校
伊那市高遠町の高遠藩の藩校「進徳館」で、夏休み中の小学生が対象のイベント「進徳館夏の学校」が行われています。
進徳館夏の学校には高遠小と高遠北小の児童およそ60人が参加しました。
素読の時間には古代中国の思想家・孔子像の前で、高遠町公民館の矢澤淳館長に合わせて論語を読みあげました。
期間中、高校生や中学生が学習のサポートを行います。
進徳館は江戸時代の終わりに開校した高遠藩の藩校で、当時の建物が活用されています。
イベントは25日から30日まで、4日間あり夏休みの宿題や、論語の素読、体験学習を行います。
体験学習の時間には、高遠町歴史博物館を学芸員の福澤浩之さんの案内で見学しました。
福澤さんは「地域で大事にされてきた歴史に関心を寄せてほしいです」と話していました。
体験学習は日替わりで、石磨きや化石のレプリカ作りを行う他、30日には地元グループによる軍事郵便を題材にした劇「入野谷郵便」を観覧します。
この劇は午後0時15分から高遠閣で行われ、一般の人も観覧できるということです。