早太郎700年祭
駒ケ根市の光前寺
霊犬早太郎の伝説で知られる駒ケ根市の名刹光前寺(吉澤道人住職)で「早太郎伝説700年祭」が始まった。本坊では700年祭に合わせて今年新たに製作したという不動明王と早太郎の木像=写真=が特別公開され、訪れた参拝者らが手を合わせている。吉澤住職は「次の公開は12年後の戌(いぬ)年としたい」と話している。ヒヒを退治するために早太郎を寺から借り受けた一実坊(いちじつぼう)が早太郎の手柄に報いるために3年かけて写経し、光前寺に納めたとされる大般若経も併せて公開されている。11月30日まで。拝観料は大人(中学生以上)500円、小学生以下200円。
境内を彩る約70本のシダレザクラは13日か14日ごろに開花すると予想されている。遠方から訪れる観光客も日増しに増え、寺のにぎわいは月末にかけてピークを迎える。