伊那市内で高校生対象「グローカルキャンプ」
全国各地から集まる高校生が、伊那の地域資源から学びを得る中で自分の将来を考えるきっかけをつくる「グローカルキャンプ」が、1日から4日までの4日間、市内各地で行われました。
3日は、伊那市美篶のたんぽぽカフェで、地域の郷土食を知ってもらおうと、五平餅作りを体験しました。
グローカルキャンプは、グローバルとローカルの視点を組み合わせたサマーキャンプです。
海外の大学に通う日本人学生や卒業生、教員らでつくるNPO法人留学フェローシップが開いたものです。
参加者は、もち米を潰して丸めたり、くるみや山椒を入れた味噌を作っていました。
参加者からは「米どころでは、昔から色々な食べ方をして食を楽しんでいたと思う」といった意見が出ていました。
講師を務めた郷土料理伝承家の酒井さつきさんは「昔は、近所で集まって五平餅を作って食べていた。1つのコミュニケーションになってご近所付き合いが出来ていた。」と話していました。
最終日の4日は、4日間のまとめを行いました。
高校生らは、体験を通じて自分が深めたいと思った内容、起こしてみたいアクションを紙に書き、それに対して他の人が付箋にコメントを書いて貼り付けていました。
イベントを共催した伊那市では、地元高校生の郷土愛醸成に繋がればうれしいと話していました。