伊那在来そば 復活に向けて播種作業
伊那市の西部地域で栽培されていた、「伊那在来そば」の播種作業が、南箕輪村の信州大学農学部の圃場で5日に行われました。
圃場では信州大学農学部の学生、地元の農家、伊那市の職員などおよそ20人が在来そばの種を撒いていました。
目印に合わせて、均等に種を撒いています。
5日は144㎡の圃場に増殖用の種を撒きました。
伊那市と信州大学農学部は「伊那在来そばREBORNプロジェクト」として、そばを復活させる活動を3年前から行っています。
500粒しかなかったそばの種から増やしはじめ、去年はおよそ5万粒まで増やすことに成功しました。
伊那在来そばについては、まだ詳しい特性が分かっていないため、植える時期や場所を変えて、最も適した栽培方法を研究しています。
撒いた種は75日ほどで収穫できるということです。
プロジェクトでは今年、増殖用におよそ1万1千粒の種を撒きました。10倍から30倍に増えるということで、最大33万粒を収穫できるということです。
他に、9800粒を食味試験用に撒きました。