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七夕行事 さんよりこより

七夕行事 さんよりこより

伊那市美篶川手地区と富県桜井地区に伝わる七夕行事「さんよりこより」が7日に行われました。
美篶川手地区の天伯社には、七夕飾りを手にした子どもたちが集まり厄払いが行われました。
大人2人が笠をかぶって鬼に扮すると、子どもたちは鬼の周りを「さんよりこより」と唱えながら回ります。
子どもたちは鬼の周りを三周すると、七夕飾りの竹で鬼をたたきました。
「さんよりこより」は三峰川の洪水を鎮めるために毎年8月7日に行われる行事です。
室町時代中期の1427年に今の高遠にあった天伯様が洪水によって富県桜井に流れ着き、その後再び洪水によって美篶川手に流れ着きました。
このことからそれぞれに天伯様が祀られ、行事は1472年から続いているとされています。
ご神体を乗せた神輿を3回くぐると健康になり、妊婦は安産するといわれています。
その後、大人がご神体の神輿を担ぎ、富県桜井の天伯様へ向かいました。
例年は神輿を担いで三峰川を渡りますが、護岸工事により堤防を登れないため、リュックサックにご神体を入れてロープで渡しました。
この後、富県桜井の天伯社でも子どもたちによる厄払いが行われました。

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