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いなまち探究 KOAの2人が講演

いなまち探究 KOAの2人が講演

伊那市の産業と若者が息づく拠点施設アルラで「いなまち探究」が7月18日に開かれ、箕輪町に本社があるKOA株式会社のエンジニア2人が、文部科学大臣表彰を受賞した研究について講演しました。
この日は、今年4月に文部科学大臣表彰を受賞した、KOA株式会社の平沢(ひらさわ)浩一(こういち)さんと有賀(あるが)(よし)(のり)さんが話をしました。
平沢(ひらさわ)さんらは、車に搭載する電子基板の抵抗器の放熱設計の見直しを行いました。
その中で、当時常識とされていた「抵抗器の周囲の空気の温度」ではなく「基板の温度」を基準とした設計を提案し、国際規格が改定されました。
平沢さんは「国際規格改訂までには20年の歳月が必要だった。今後は研究成果を活かしKOAの抵抗器を業界NO.1にしていきたい」と話していました。
有賀(あるが)さんは、国際規格改定に向け、同業他社と協力したことなどを紹介し「普段は競合しているが、チーム日本としての提案を世界に発信することができた」と話していました。
講演会には製造業や教育関係者など約20人が参加しました。
アルラでは、月に1度「いなまち探究」を開いていて、今回は社会人向けに伊那谷の優れた技術や文化を学ぶ場として講演会が開かれました。
 
 

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