賃金実態調査上伊那地区概況
県南信労政事務所はこのほど、05年長野県賃金実態調査上伊那地区概況を発表した。
建設業、小売業などの7職種で、労働者5人以上民間事業者790とその労働者を対象とし、05年6月30日現在(労働日数、時間数、賃金は6月1日縲・0日)の雇用形態や勤続年数、平均月間賃金などを性別、年齢、職種別に調査したところ、350事業所、6264人から回答を得た(回答率44・3%)。
労働日数は、事業所規模、男女の違いによる格差はないが、総実労働時間は、事業所規模が小さくなるほど男性の総実労働時間が多くなっている。月間賃金は、男性が約34万円と県平均を1万円弱上回る一方、女性は約21万円と県平均を下回る。
女性労働者の約60%はパートタイム労働者で、平均年齢は47・8歳。一般より6歳ほど高いが、月間所定内賃金は一般より10万円近く低い。女性一般労働者は、30代で一端減少するM字型グラフを描くが、パートタイムは20代から40代にかけて増加している。