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地域福祉推進セミナー

地域福祉推進セミナー

 ご近所同士の助け合いから地域福祉を考えよう竏窒ニ8日、05年度地域福祉推進セミナーが伊那市駅前ビル・いなっせであった。地区社協やボランティア関係者、民生児童委員など約50人が集まり、防災、防犯、予防介護につながる助け合いの重要性を学んだ。市社会福祉協議会主催。
 講師の木原孝久さん(住民流福祉総合研究所主宰)は、近隣住民の面的つながりが被災者救済や防犯に果たす効果を示し「こうした被害に遭いやすい要支援者を近所で支えることが重要」と指摘。 しかし介護保険導入以降は「対象者への対応はプロがすべき」という流れがあり、高齢者が近所から疎遠となってしまっている現状を語った。
 一方、近所の地域サロン、趣味の場などで認知症高齢者を受け入れている事例を紹介し「その人がやりたい事をし、行きたい場所へ行けることは『その人らしい人生』をおくることにもつながる」とし、生きる意欲や介護予防への効果を示した。
 しかし、住民同士の助け合いは『助けて』という当事者の声を受けて発生するため「助けられる側も周囲へ困っていることを発信していくことが重要」と呼びかけた。

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