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19/(月)

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暑さ続く 秋の味覚に影響

暑さ続く 秋の味覚に影響

28日の伊那地域の最高気温は33.1度と、まだまだ暑い日が続いています。
連日続く厳しい暑さにより、秋の味覚に影響が出ています。
収穫を間近に控えた米。
JA上伊那によると、この地域は、例年9月10日頃から稲刈りが始まりますが、今年は暑さの影響で生育が進み、9月3日頃に始まるということです。
この暑さは、米の品質に影響を及ぼしています。
伊那市野底の平澤(ひらさわ)喜美子(きみこ)さんの田んぼです。
今年の米の状況を聞きました。
「あまり良くない気がする。味が凝縮されず、たんぱくだとおもう。」

JA上伊那によると、高温の影響で、米は細身の傾向にあります。
この暑さが続くと、米にヒビが入る「胴割れ」や、米粒が白く濁る「(にゅう)(はく)」の被害が発生する恐れがあるということです。
伊那地域では、8月は最高気温が30度以上だった日が23日、このうち35度以上の猛暑日となったのが6日でした。(28日現在)
平年の猛暑日の平均は、1.7日です。
平澤さん宅では、近年の高温障害に対応するため、不良な玄米を識別して排除する機械を去年から導入しています。
「これがないと等級がおちてしまう」

暑さ続く 秋の味覚に影響

この暑さで、果樹にも影響が出ています。
箕輪町のファームテラスみのわでは、20種類ほどのりんごとなしを販売しています。
果物は大きさに影響が出ていますが、糖度は高いということです。
記録的な暑さとなったこの夏ですが、9月、10月も平年より気温が高い日が続きそうです。
これから出てくる秋の味覚の動向にも注目が高まります。
 

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