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江戸時代の女中 絵島の法要

江戸時代の女中 絵島の法要

 江戸時代中期に起きた()(しま)生島(いくしま)事件で、高遠に流刑された絵島を偲ぶ第285回忌の法要が、6日、墓のある伊那市高遠町の蓮華寺(れんげじ)で行われました。
 この日は、蓮華寺の裏にある絵島の墓に、伊那市と東京都三宅村の関係者が花を手向け、手を合わせました。
 絵島生島事件は、江戸時代中期、大奥の女中だった絵島と、歌舞伎役者の生島新五郎(いくしましんごろう)の遊興で1500人が処罰された一大スキャンダルです。
 発覚後、絵島は江戸から高遠に、生島は三宅島に流されました。
 蓮華寺によると、絵島は、高遠に流されて生涯を終えるまでの31年間、信仰のため囲み屋敷から蓮華寺に通ったということです。
 その際に、使用したという駕籠(かご)が、本堂に残されています。
 絵島生島の縁で、毎年、伊那市と三宅村の関係者が集まり法要が行われています。
伊那市の白鳥孝市長は、「過去の皆さんの延長に我々がいることを感じる。この縁を大切にしていきたい」
三宅村(みやけむら)山高(やまたか) 亜紀子(あきこ)村長は、「海と山を越え生島の思いを連れて、法要を重ねていきたい」と話していました。
 

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