井月さんまつり&俳句大会 合同開催
漂泊の俳人井上井月を顕彰する千両千両井月さんまつりと、信州伊那井月俳句大会が、13日・14日の2日間、伊那市のニシザワいなっせホールで開かれています。
井月さんまつりと、俳句大会は、今年から合同で開かれることになりました。
34回目となる俳句大会の事前投句には1154句が寄せられ、13作品が入賞しました。
最高賞の井月俳句大賞には、東京都の飛鳥 蘭さんの作品
「更衣 昭和を脱がぬ 男たち」
伊那市長賞には、長野県の萩原 空木さんの作品
「甲冑の顎のくろがね 秋のこゑ」が選ばれました。
俳句談義も行われ、伊那市出身の俳人 伊藤 伊那男さんは、「井月は、京都で出会った俳人仲間を頼りに伊那を訪れたのではないか」と話していました。
主催した井上井月顕彰会の北村 皆雄会長は「井月の俳句を通して伊那を見直し、井月の研究をすすめ、井月を広く知ってもらう機会にしたい」と話していました。