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無人VTOL機使って物資運搬 輸送飛行デモ

無人VTOL機使って物資運搬 輸送飛行デモ

伊那市と川崎重工業株式会社が2021年度から進めている無人の航空機による山小屋への物資輸送に向けた輸送飛行デモンストレーションが27日、伊那スキーリゾートで行われました。
27日は、無人垂直離着陸機VTOL(ぶいとーる)を開発した東京都の川崎重工業が、物資輸送のデモ飛行を行いました。
デモ機は、全長7メートルで、川崎製のエンジンで駆動し、およそ200キロの荷物を標高3,000メートルまで運ぶことができます。
2年前に行ったデモ飛行では、目視での操縦飛行でしたが、今回は無人地帯でのプログラミングによる目視外自律飛行を行いました。
現在開発中の自動荷揚げ・荷下ろしシステムも実演し、飛行しながら荷物を吊り上げていました。
現在、山小屋への輸送はヘリコプターに頼っていますが、パイロット不足などにより今後の物流の維持が課題となっています。
27日は、白鳥孝伊那市長の他、国や県の関係者などがデモ飛行を見学していました。
予定では、離陸地点に戻り荷物を切り離す予定でしたが、飛行中に推力が落ちたため、荷物を山中で切り離したということです。
川崎重工業では、推力が落ちた原因について調査するとしています。
市と川崎重工業では、2028年度の事業化を目指しています。

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